腰痛

季節の変わり目にギックリ腰が増える?〜その原因と対策を知ろう!〜

はじめに「ぎっくり腰と季節は関係あるのか」

こんにちは!

伊勢崎市で腰痛や姿勢改善に特化しているつぐみ整骨院整体院伊勢崎店です。

「季節の変わり目になるとギックリ腰になりやすいかも」と感じたことはありませんか?

実はこれ、気のせいではなく、科学的な理由がしっかりあるんです!

今回は、『なぜ季節の変わり目にギックリ腰が起こりやすいのか?』その原因と対策について詳しくお話しします。

1. 気温の変化で筋肉が固くなる!

季節の変わり目は、朝晩の寒暖差が激しくなります。特に冷え込む朝晩には、筋肉や関節が硬くなりやすいのです。

冷えによる血行不良は筋肉を緊張させ、柔軟性を失わせます。この状態で急に動いたり重い物を持ち上げると、腰に大きな負担がかかり、ギックリ腰を引き起こしやすくなります。

科学的な裏付け

研究では、低温が筋肉の硬直を引き起こすことが明らかになっています。冷えた状態で無理に動くと、筋肉に過剰な負担がかかるんですね。(1)

2. 気圧の変化も影響している?

季節の変わり目には、気圧の変化も大きな要因となります。特に低気圧の日が続くと、体内の圧力バランスが乱れてしまい、筋肉や関節が硬くなりやすいのです。

ある研究によると、気圧の急激な変化が腰痛の発症率を高めることが示されています。天気が悪くなると「なんとなく体が重い」と感じるのも、この気圧の影響かもしれません。(2)

3. 自律神経の乱れも要注意!

気温や気圧の変化は、自律神経にも影響を与えます。自律神経が乱れると、血流が悪くなったり、筋肉が緊張したりして、腰に負担がかかりやすくなるのです。

特に季節の変わり目は、体のリズムが崩れやすい時期。これがギックリ腰の引き金になることもあります。

4. 活動量の変化が腰に負担をかける

冬の寒さで運動不足だった体を、暖かくなったからといって急に動かすと、準備ができていない筋肉に負担がかかります。

例えば、春先に「久しぶりに庭仕事をした」「急に大掃除を始めた」など、普段と違う動きをするとギックリ腰のリスクが増加します。

ギックリ腰を防ぐための簡単セルフケア!

1. 朝のストレッチで筋肉をほぐす

朝は特に筋肉が硬くなっているので、軽いストレッチをして体を温めましょう。特に腰や太ももの後ろ(ハムストリングス)、お腹を伸ばすと効果的です。

①腰のストレッチ

②太もものストレッチ

③お腹のストレッチ

2. 腰を冷やさない工夫を!

朝晩の冷え込みには注意!腰を冷やさないように腹巻きやカイロを使うのもおすすめです。

3. 無理な動作を避ける

重い物を持ち上げる時は、腰ではなく股関節を使うように心がけましょう。急な動作や無理な姿勢はギックリ腰の原因になります。

例えば下の物を取ろうとするときに、股関節を使わない場合と使った場合の姿勢を比べてみましょう。

すると股関節を使わないで下の物を取ろうとすると、股関節を使った場合とでは『腰の曲がり角度』が明らかに違うことが分かりますね。

腰を曲げてしまうとギックリ腰のリスクは高まります。股関節をしっかり使いましょう!

とはいえ、『股関節を使う』ことは以外と感覚的に難しいことです。

そこで簡単に股関節を使ったエクササイズを紹介しますので参考にしてみてください!

股関節エクササイズ

①座った状態で骨盤から背筋を伸ばす

②股関節に自分の手を置く

③置いた手を中心に上半身を動かさないようにしながら前屈する

④10回繰り替えす

最初は難しいかもしれませんが、ギックリ腰にならないためにも諦めずに反復練習してみてください!

4. 定期的なメンテナンスも大切!

痛みがなくても、体のメンテナンスをすることでギックリ腰の予防ができます。定期的に姿勢のチェックや筋膜リリースを取り入れるのも効果的です。

まとめ

季節の変わり目にギックリ腰が増えるのは、気温や気圧の変化、自律神経の乱れ、生活習慣の変化など、複数の要因が重なるからです。

痛みが出る前にしっかりと予防することが大切です!もし違和感や痛みを感じたら、無理をせず早めにご相談ください。

つぐみ整骨院整体院伊勢崎店では、腰痛や姿勢改善に特化した施術で、あなたの健康をサポートします!ぜひお気軽にご来院ください。

執筆者

つぐみ整骨院 院長 篠田健太

柔道整復師として10年以上、整骨院(接骨院)、整体院にて修行し独立。
地域の方や日本代表レベルのスポーツ選手の治療にあたる。
痛み治療やトレーニングに関して講演を行なっている。

保有資格
柔道整復師国家資格(厚生労働省認定)
プロコーチ(マインドセット社認定)
日本足病学協会
Foot Science International社(ニュージーランド認定)

参考文献

1. Petrofsky, J. S., et al. (2011)
he effect of cold on muscle performance and electromyographic signal.
低温環境が筋肉の硬直や柔軟性に与える影響を示した研究。冷えによる血流不良が筋肉の動きに影響することがわかっています。

2. Nakashima, A., et al. (2015).
Atmospheric pressure and acute low back pain: a case-crossover analysis in Japan.
気圧の急激な変化と急性腰痛の発生率に関する日本での研究。気圧の低下が腰痛のリスクを高めることが示唆されています。

3. Okamoto, L. E., et al. (2012).
Seasonal variation in autonomic responses and pain sensitivity in chronic pain patients.
季節の変化が自律神経の働きや痛みの感受性にどのように影響を与えるかを調べた研究。自律神経の乱れが筋肉の緊張や腰痛に関係することが明らかにされています。

4. Chaudhury, S., et al. (2010).
Relationship between physical activity and risk of low back pain: a systematic review and meta-analysis.
運動量の変化と腰痛リスクの関係についてのメタアナリシス(複数の研究結果を統合した分析)。急な活動増加が腰痛の原因になることを示しています。

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