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【導入】いくらマッサージしても、脚が冷える・太いとお悩みではありませんか?

「夕方になると靴がきつい」
「ふくらはぎがパンパンに張って太い」
「お風呂に入っても足先が冷たい」
もしあなたがこのような悩みを持っていて、「私の脚が太いのは、筋肉質だから(あるいは脂肪がついているから)」と諦めているなら、それは大きな誤解かもしれません。
実は、その太さと冷えの正体は、あなたの「歩き方の癖」によって作られた、「終わらないむくみ」である可能性が高いのです。
【原因①】お尻が左右に揺れる「サボり歩き」

歩いている自分の姿を鏡やショーウィンドウで見た時、お尻が左右にプリプリと振れていませんか?
一見、女性らしく見えるかもしれませんが、医学的には「骨盤が外に逃げている(スウェイしている)」状態と言います。
これは、本来体を支えるはずの「お尻の横の筋肉(中殿筋)」や「内もも(内転筋)」がサボっていて、靭帯や骨に寄りかかって歩いている証拠です。
骨盤がグラグラしていると、股関節のポンプ作用が働かず、足の付け根で血流が滞ってしまいます。これが「冷え」の第一関門です。
【原因②】ふくらはぎが「ブレーキ役」になっている

さらに、足の裏の土踏まずが潰れている(扁平足気味な)方は要注意です。
土台がグラグラな状態で歩くと、体は倒れないように必死になります。その時、犠牲になるのが「ふくらはぎ」です。
本来、ふくらはぎは血液を心臓に戻す「ポンプ」として働くべき場所。
しかし、グラつく体を支えるために、あなたのふくらはぎは常にガチガチに力を入れて「ブレーキ」をかけ続けているのです。
- ポンプが動かない=血液が戻らず、むくむ
- ブレーキかけっぱなし=筋肉が常に張って、太くなる
これが、「太くて冷える脚」の正体です。筋肉がついているのではなく、「酷使されて、むくみで膨張している」のです。
【解決策】今日からできる「美脚ウォーク」3つのルール
この悪循環を断ち切るために、ただ筋トレをするのでは残念ながら「冷え・むくみ」に変化はないでしょう。それよりも毎日の「歩き方」を少し変えるだけで、脚は勝手に細く、温かくなっていきます。
1. 「一本線」は歩かない。こぶし一つ分開ける

モデルさんのような「一本の線上を歩く」歩き方は、骨盤がグラつきやすい人には逆効果です。
「こぶし一つ分(約5〜10cm)」だけ足の幅を開けて、スキーの板のように平行に歩いてみてください。これだけで骨盤が安定し、お尻の筋肉が正しく働きます。
2. 地面を「蹴らない」

「速く歩こう」として、足で地面を強く蹴っていませんか? それがふくらはぎを太くします。
蹴るのではなく、「かかとから着いたら、足の裏のシールをペリペリ剥がすように」優しく足を運んでください。
3. 「みぞおち」から足を出す

足先だけでチョコチョコ歩くと、太ももの前側ばかり太くなります。
「みぞおち(おへその上)から長い足が生えている」つもりで、お腹からゆったりと足を前に出しましょう。
【まとめ】正しい歩行は、最高のマッサージ
最初は違和感があるかもしれません。「親指の付け根に少し体重が残る」感覚があれば、内もも(内転筋)が使えている証拠です。
「ブレーキ役」から解放されたふくらはぎは、本来の「ポンプ役」に戻ります。すると、マッサージをしなくても、歩くだけで自然とむくみが取れ、スッキリとしたラインに変わっていきます。
ご自身の歩き方が気になったら、ぜひ一度ご相談ください。あなたの「歩き方の癖」、一緒に直していきましょう。
最後に
記事の締めくくりとして、読者が「あ、これ私のことだ!」と自分事として捉えられるチェックリストと、安心して来院できるような誘導文を作成しました。
【セルフチェック】あなたの「歩き方」は大丈夫?
もしかして、こんなサイン出ていませんか? 3つ以上当てはまる方は、歩き方の見直しが必要です。
👟 靴・服装のサイン
- [ ] 靴のかかとの外側ばかりが極端に減る
- [ ] 歩いていると、スカートが回ってしまう
- [ ] 夕方になるとブーツや靴がきつくて入らない
- [ ] 靴下のゴムの跡がくっきり残って消えない
🦵 体の形のサイン
- [ ] ふくらはぎの外側がボコッと張り出している
- [ ] 足首のくびれがなく、寸胴に見える
- [ ] 内もも(太ももの内側)がタプタプしている
- [ ] 土踏まずがなくて、足の裏が平べったい(扁平足)
🚶 動きのサイン
- [ ] 片足立ちをするとグラグラして10秒も立っていられない
- [ ] 歩いていると、よく人や物にぶつかる
- [ ] 何もないところでつまずきそうになる
- [ ] 長時間歩くと、すねやふくらはぎがパンパンに張る
「痩せない」「冷える」には理由があります
その悩み、マッサージや着圧ソックスだけで解決しようとしていませんか?
当院では、単に痛いところを揉むだけでなく、「なぜそこに負担がかかるのか?」という根本原因(歩き方・姿勢・足の着き方)から分析します。
特に、「股関節の動き」と「足裏のアーチ」は、専門家の視点で整えることで劇的に変わります。
「私の脚、もっと細くなるはずだったの?」——そう驚かれる患者様がたくさんいらっしゃいます。
- 自分の歩き方の癖を知りたい
- 自分に合ったインソールや靴の選び方を知りたい
- 辛い冷えとむくみを卒業したい
そう思ったら、ぜひ一度当院へご相談ください。
「頑張らなくていい、正しい歩き方」を一緒に身につけて、軽く、温かい脚を取り戻しましょう。
参考文献
1.Donald A. Neumann 著『筋骨格系のキネシオロジー』医歯薬出版 .Jacquelin Perry 著『ペリー 歩行分析 正常2.歩行と異常歩行』医歯薬出版
3.Thomas W. Myers 著『アナトミー・トレイン 徒手運動療法のための筋筋膜経線』医学書院
4.Shirley A. Sahrmann 著『運動機能障害症候群のマネジメント』医歯薬出版
5.A.I. Kapandji 著『カパンジー関節の生理学 II 下肢』医歯薬出版
執筆者

つぐみ整骨院 院長 篠田健太
柔道整復師として10年以上、整骨院(接骨院)、整体院にて修行し独立。
地域の方のみならず日本代表やプロスポーツ選手の治療にあたる。
痛み治療やトレーニングに関して講演を行なっている。
保有資格
柔道整復師国家資格(厚生労働省認定)
プロコーチ(マインドセット社認定)
日本足病学協会
Foot Science International社(ニュージーランド認定)

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