痺れ

坐骨神経痛?太もも裏の痛みの治療事例


40代男性の太もも裏の痛みの治療事例

こんにちは!今日は最近の治療実績を一般の方向けにシェアしたいと思います。

患者プロフィール:

  • 年齢: 40代
  • 性別: 男性
  • 仕事の内容: 毎日体を使う作業

主訴:


ランニング中に太ももの裏側に強い痛みが発生し、動き出す際にも痛みがある。

所見:

  • ハムストリングスに強い圧痛
  • SLRテストは陰性
  • 梨状筋にスパズム
  • 中殿筋の伸張テストで陽性反応

臨床推論:


患者の立位姿勢での股関節の内側への入り込みから、股関節の外旋筋に伸張ストレスが日常的にかかっていると考えられました。

治療結果:


まず、梨状筋の癒着を治療しましたが、ペインスケールは10から7に改善。次に、中殿筋と坐骨神経の癒着および滑走障害を治療したところ、ペインスケールが7から1に大幅に改善。この結果から、主要な原因は中殿筋と坐骨神経の癒着からなる滑走障害であると判断しました。

セルフケアの処方:


患者には、立った状態で中殿筋を収縮させる運動を日常的に行ってもらうよう指導しました。


まとめ

この事例を通して、症状の原因をしっかりと探ることの重要性や、適切な治療の選択がどれだけ効果的であるかを再認識しました。セルフケアも大切な要素の一つで、患者自身の努力が回復を早める大きな要因となります。

関連記事

コメント

この記事へのトラックバックはありません。